こんにちは! 「地球と人々にエネルギーを注入する!」インジェナジーの金原です。
はい、なにやらもう、タイトル見ただけで私の頭が大混乱しているのがわかりますよね(汗)
23日に最高裁が夫婦別姓を認めない民法の規定を「合憲」とする判断を示したということで、ここ数日この選択的夫婦別姓問題が度々メディアで取り上げられておりました。
SDGsに積極的に取り組むインジェナジーとしては、ジェンダー平等の実現を目指す上でも、当然この選択的夫婦別姓は認められるべき事案だと思っています。
ところが世間では、賛成だー反対だーと賛否両論渦巻いているようです。
ネットでこんなアンケート調査の記事を見つけました。
『選択的夫婦別姓に“賛成”が8割、なのに「家族は同一姓であるべき」の意見が4割を超える理由』のタイトルが示す通り、8割もの人が賛成してるのに、家族は同一性であるべきと、反対ともとれる意見が4割を超えている…
これはいったいどういうこと??
またこんな記事もありました。
『選択的夫婦別姓の議論がスルーする、「実は同姓支持多数」という不都合な真実』って、本当は反対多数なのにマスコミが情報操作しているってこと??
記事を読みながら、ふーん、そっかそっかー、なるほどねーなんてつぶやきながらも、なんだかモヤモヤが晴れません。
なぜなんだー?と考えている時にふとある疑問が湧いてきました。
それは、この問題の問題は一体なんなんだ?!という疑問です。
私が思うこの選択的夫婦別姓問題の論点は、夫婦の姓を同一にするか別々にするか選択できるようにすることの是非だと思うのです。
ところがいま世間で喧々諤々議論されている内容の多くは夫婦別姓の可否、つまり夫婦の姓を同一にするべしという現行の決まりを翻して、すべての夫婦が別々の姓を名乗りなさいということに賛成だ反対だと唱えているということで、このボタンの掛け違いがモヤモヤの発生源なんだと気づきました。
こうして見ると上記の記事もいささか論点が混同しているように見受けられますね。
上のアンケート調査の記事には「選択的夫婦別姓」に賛成の理由は?と反対の理由は?という設問に対する結果が出ていて、ここを見るとよくわかります。
特に反対の理由であげられている「夫婦の子どもにとっては、同姓がいい」(29.6%)「結婚後は家族として同姓にするべき」(19.8%)という意見はまさに「同姓であるべきか」という問いへの答えであって、「選択の可否」についての回答ではないという気がしてなりません。
ちなみにこの2つの意見が反対の理由の1位と3位で、反対意見全体の半数を占めました。
この2つの回答をした人たちにあらためて「選択の可否」について尋ねたらどんな結果になるのでしょうかね?
夫婦同姓か別姓かの2者択一なら賛否両論、意見が分かれるのはあたりまえのことだと思いますが、どちらかを選択できるようにするかしないかの問題となればそんな難しい話ではないと思うのは、私だけでしょうか?
Comments