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誠 金原

クラシファイドサイトとSDGs


 こんにちは! 「地球と人々にエネルギーを注入する!」インジェナジーの金原です。


 突然ですが、クラシファイドサイトと聞いて何だかわかる人はどれほどいるでしょうか?


 恥ずかしながら私はつい最近まで知りませんでした。

 でも私のようにわからない人でも「ジモティー」と聞けばピンとくるのでは?



 そう、クラシファイドサイトとは、まさにジモティーそのものと言えるでしょう。


 クラシファイドサイドとは、インターネット広告の形態の一つで数行程度の短い広告文章を分類、集約して表示するタイプのWebサイトやサービスのことを指します。

 

 このクラシファイドという言葉は分類という意味だそうで、新聞、雑誌、地域フリーペーパーなどに掲載されている「売ります買います」(不要品の個人間売買、中古車の個人間売買、家庭教師の募集など)の広告をイメージするとわかりやすいと思います。


 ジモティーは「地元の掲示板」としてまさにこのサービスをWEB上で展開しているのです。

 「売ります・あげます」「助け合い」「中古車」「不動産」「求人」などのカテゴリー別になった情報が、都道府県別や市区町村別ごとに掲載されています。

 

 ユーザーは登録料や手数料が一切かからないため、誰でも手軽に無料でかんたんに利用することができます。


 サイトを覗くと、処分するのに手間や費用のかかる大型の家具や家電を中心とした様々なものが0円から掲載、販売されていて、中には不要になったお神輿が隣町に引き取られたり、伝統工芸士が引退する際にノウハウと機材を譲り渡すといったものや、山や家を無料で引き取ってほしいといった投稿もあったとか。


 「地域のインフラサービス」を目標に2011年11月から運用が始まったジモティーはその間順調に成長を続け、今では月間で1000万人以上が利用する日本最大のクラシファイドサイトになりました。


 株式会社ジモティーの代表取締役社長加藤貴博氏のメッセージが同社ホームページに載ってます。


「物理的な制約を超えられない、近くであるからこそ重要な情報を可視化する。この使命を果たすために「ジモティー」という地域の情報プラットフォームを提供しております。
私たちが可視化することをご期待いただいている情報は個人の不用品だけでなく、採用情報、不動産情報、イベント情報など多岐に渡ります。
これらの情報を可視化することによって地域生活をより豊かにすることが可能だと考えています。
今後、日本は人口減少によってより効率的なまちづくりが求められていきます。
私たちはジモティーの成長を通じて無駄を減らし、住みやすいまちづくりに貢献していきたいと考えています」。

 このメッセージ、「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」という会社の経営理念がよりはっきりと伝わる言葉であるのはもちろん、同社の取り組みがSDGsに強く結びつくものであるということを指し示しているようでもあります。


 では株式会社ジモティーが具体的にSDGsにどう取り組んでいるのか、それを確かめるべく再び同社ホームページをチェックしてみました。


 が、しかし、どのページにも見当たりません。

 

 あれ?そんなはずは…と思いつつさらに探してみたところ、やっと見つけました!

 

 スタッフブログの中で一度だけ発信されていました。(2019年7月11日)

 それにしても控えめ過ぎます(汗)


 その中でジモティーは、


 ゴール1「貧困をなくそう」


 ゴール11「住み続けられるまちづくりを」


 ゴール12「つくる責任つかう責任」



 の3つのゴールへ注力し貢献しますと宣言しています。



 特にゴール1「貧困をなくそう」への取り組みとして、企業から協賛を受けた支援物資をジモティー上に掲載し、ひとり親家庭を優先に「物品の受け渡し会」を開催したり、貧困層の自立支援を行うグラミン日本のコーポレートサポーターに加盟し、説明会への送客に協力するなどの活動を行っているとのこと。


 ゴール11「住み続けられるまちづくりを」に対しては、不要品を生かした地域コミュニティーの活性化に貢献する取り組みや行政情報を地域のすみずみまで届ける取り組みなどのアクションを起こしています。


 ジモティーの事業活動を通じて社会全体にリユースが広がるということは、廃棄物の減少につながり、持続可能な生産消費形態が確保され、循環型社会の構築に寄与することになりますので、ゴール12「つくる責任つかう責任」をはじめとした上記3つのゴールへの貢献度は大きいと言えるでしょう。


 私たち一人ひとりができるリユースの積み重ねが廃棄物の削減につながるということは、ひいては海の豊かさ、陸の豊かさを守るとともに気候変動への対策にもつながっていきます。これは、


ゴール14「海の豊かさを守ろう」


 ゴール15「陸の豊かさも守ろう」


 ゴール13「気候変動に具体的な対策を」


 への貢献とも言えるのではないでしょうか。



 サイトを通じて行われる食品の譲渡や販売は、言わずもがなフードロスの削減につながり、ゴール2「飢餓をなくそう」への貢献にもつながります。





 また近年ジモティーは、自治体と提携してリユース活動の促進を積極的に進めており、提携先の自治体の数は2021年4月現在で、12の都道府県で21カ所にのぼります。

 これはまさにゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」に大きく貢献するものであります。




 以上のようにジモティーの事業活動やSDGsへの取り組みを整理してみると、あらためてクラシファイドサイトとSDGsの親和性の高さを確認することができますね。

 

 そしてまだまだいろんな可能性を秘めているなと期待感も高まります。

 そのあたりもっとたくさんの情報を発信していただいて、この先SDGsをどんどん盛り上げていただきたいと思います。

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