こんにちは! 「地球と人々にエネルギーを注入する!」インジェナジーの金原です。
さて、今日は昨日のブログの続きというか、番外編です。
昨日のブログでクラシファイドサイトについて取り上げたのには、あるきっかけがありました。
2年前にサラリーマンから独立した私は、今流行りのシェアオフィスを利用して起業しました。
敷金礼金や保証金など普通に事務所を借りるのに比べて、イニシャルコストを格段に抑えられ、家賃には水道光熱費も含まれていてランニングコストも安い。そして事務作業に必要な机や椅子、ロッカーにコピー機などオフィス家具も最低限のものは揃っていて、契約したその日から仕事ができるという大きなメリットがありました。
しかし起業から半年ほどで、コロナ禍に見舞われることになり、仕事のスタイルにも変容が迫られ、オンラインで進める仕事が増えていきました。
シェアオフィスは言わば共同オフィスなので、同じフロアに他人様が居合わすのが日常の風景で、皆気持ち良く仕事ができるように互いにマナーを守って仕事をするわけですが、オンラインの仕事を進めるうえでは周りに迷惑がかかることもあり、仕事に支障をきたすようなことも起こるようになりました。
そこで今回、一念発起して自前の事務所を借りようということになったのです。
会社が成長した暁にいつか「自分のお城」を持つというのはもともと一つの目標ではあったのですが、まさかこんなかたちで現実になろうとはまったくの想定外でした。
ほどなくして身の丈に合ったお手頃な物件が見つかり、無事契約も済み入居という運びとなったのですが、借りたてのオフィスはシェアオフィスと違って空っぽ。とにもかくにも机と椅子の確保が最優先課題となりました。
これをネット注文で手っ取り早く解決するか、それともコストを抑えられる中古品のリサイクルショップで揃えるか、いろいろと思案していると友人から「ジモティーで探してみたら?」と言われました。
聞いた瞬間にCMで流れていたフレーズが思い浮かびましたが、それまでジモティーを利用したことのなかった私にはなんのことかよくわかりません。
「何それ?」と聞き返す私に友人は間髪入れずに「うまくいけばただでもらえるかもよ!」としたり顔で囁きました。
それから数日後、新しい事務所にオフィスデスク2台と事務用椅子2脚が揃いました。驚いたことに本当に無料でした!(配送に費用はかかりましたが)
これがきっかけとなり、ジモティーについて、クラシファイドサイトについて興味を持ち、いろいろと調べる過程でリユースがSDGsにいかに貢献するのか学ぶこととなりました。
そして私はこれを自社のSDGsへの具体的なアクションの第一歩と位置付け、新しい事務所に必要なオフィス家具や電化製品をジモティーで揃えてみようと心に決めたのです。
ただで手に入れることに味を占めたというのはナイショですよ!(笑)
新しい事務所はわずか3.7坪という世界でトップクラスの狭さを誇りますが、2名で利用するには十分。とはいえ必要なものをあげていくとあれも必要、これも欲しいとリストアップされる品物の数は日増しに増えて、おかげで5月の大型連休を挟んでの約1カ月間、ジモティーとにらめっこしては連絡、交渉、引き取りを繰り返す日々を送まることになりました。
結果、前述の平デスクにハイバックチェアー、サイドワゴンにスチール書庫をはじめとしたオフィス家具、冷蔵庫、電子レンジ、スティック掃除機といった電化製品など、今日現在で希望する品の9割方を揃えることができました。
中でも大型のホワイトボードは未開封の新品を譲り受けるという予想外の嬉しい取引きでした。
この間、ジモティーを利用しての取引きは全部で20回。15アイテム39点の品物を譲りうけました。
これを仮にリサイクルのネット通販で揃えると、およそ23万円になることがわかりました。それがジモティーではなんと1万5000円。(20回の取引のうち13回は無料。有料の品でも一番高くて3,000円)レンタカーやガソリン代など配送にかかった費用を合わせても4万円弱で済みました。
捨てる神あれば拾う神ありという言葉が適当なのかわかりませんが、ものを手放すのには人それぞれいろんな事情があって、廃棄処分せずにリサイクルショップに持ち寄られたり、ジモティーのようなクラシファイドサイトを通じて譲られる品々には、所有者の「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」といった気持ちやその品物への愛着がたくさん詰まっていて、引き取り手側も、その思いも一緒に引き受けてより一層「大切に使わせてもらおう」という気持ちが強くなるのかなと思います。
ジモティーは譲る人と引き受ける人とが直接取引きをする分、両者の心をつなぐ橋渡し役も担っていると言えますね。
おかげさまで新しい事務所での第一歩を、自社のSDGsアクションとともにとても有意義に踏み出すことができました。ここにあらためて株式会社ジモティーと今回関わっていただいたすべての方々に心からの感謝を送ります。
Comments